zuntan02のはてなブログ

備忘録的なものです。時々職場の技術者ブログにも転記してますが、メインはこちらで。

さくらのクラウドでディスク容量を拡張するのにハマったメモ

【問題】

・100GBのディスクのアーカイブをもとに500GBのディスクを作成してみたところ、領域が拡張さてれなかった。

df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/vda2        95G  7.5G   83G   9% /
tmpfs           499M     0  499M   0% /dev/shm

lsblk
NAME   MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sr0     11:0    1 1024M  0 rom
sr1     11:1    1 1024M  0 rom
vda    252:0    0  500G  0 disk
|-vda1 252:1    0    4G  0 part [SWAP]
`-vda2 252:2    0   96G  0 part /

こんな感じ。500Gのうち100Gしか使われていない。

【原因】

アーカイブからそのまま(ディスクサイズ以外は何も修正せずに)起動しただけでは拡張されない。
以下がポイント
アーカイブのタグ「@size-extendable」をつける
アーカイブからディスクを作成する際、ホスト名にアーカイブを取った元ホスト名と同じものをつける

【詳細】

さくらナレッジに紹介されている手順http://knowledge.sakura.ad.jp/knowledge/5970/に従えば問題ない。

サーバをシャットダウンしてアーカイブを取得

アーカイブソース」にtest01のディスクを選択し、タグに「@size-extendable」を付け、右下の「作成」をクリック

アーカイブのタグに「@size-extendable」をつける必要がある。
試しに同じアーカイブで、このタグを外してから同じ手順でディスクを作成してみたところ、ディスクサイズの修正は行われませんでした。


アーカイブからディスク作成

[ディスク]-[+追加]-[アーカイブ選択]
・先ほど作成したアーカイブを選択し、ディスクサイズを500GBにする。
・接続先サーバに元のサーバを指定
・ホスト名にアーカイブを取った元ホスト名と同じ名前を入力する。
こちらは

(さくらのクラウドのディスク修正機能を使用してパーティション拡張を行うための仕様です)。

とのこと。
ディスクに名前等をつけたら、右下の「作成をクリックし、ディスクを作成します。

旧ディスクをサーバから取り外し

省略

サーバ起動

省略

ディスク容量の確認

df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/vda2       489G  7.5G  456G   2% /
tmpfs           499M     0  499M   0% /dev/shm

いけた!
ちゃんとドキュメントは読みましょうという話ですが、うーん、タグで挙動が変わるのは……なんというか裏技では……