zuntan02のはてなブログ

備忘録的なものです。時々職場の技術者ブログにも転記してますが、メインはこちらで。

S3にバージョニングとライフサイクルを設定してみた(2017/08)

【ざっくりした理解と方針】

  • S3でバージョニングを利用する

 →AWSでは「現行」と「以前(※)」で管理される。所謂「世代」ではなく日数。
 (※ライフサイクルで削除しなければ延々たまり続ける)

  • 現在のバージョンは低速ストレージに退避しない
  • 「以前のバージョン」は、バージョニング後30日後に標準IAに移動(最低保持期間は30日間)
  • 60日後にGlacierに移動
  • 適当な日数経過したら以前のバージョンは削除

【ストレージ種別価格について】

S3でGlacierを活用したコスト削減 | カプセルクラウド(CapsuleCloud)テックブログ
によれば

  • スタンダードストレージ($0.025/GB)
  • 標準 – 低頻度アクセスストレージ($0.019/GB)
  • Glacier ストレージ($0.005/GB)

とのこと

【作業メモ】

バージョニングの有効化

AWSマネージドコンソール-[S3]-S3バケットの[プロパティ]タブで
[バージョニング]-[バージョニングの有効化]を実施
f:id:zuntan02:20170803133521p:plain

ライフサイクルの設定

f:id:zuntan02:20170803133544p:plain
[+ライフサイクルルールの追加]

01.名前とスコープ

f:id:zuntan02:20170803133625p:plain
ルール名:ルール名適当に
フィルター:ブランク
で[次へ]

2.移行の設定

現行と現行ではない(以前の)オブジェクトバージョンの両方に対するアクションの詳細を設定します。
f:id:zuntan02:20170803133729p:plain
□現行バージョン:OFF
→現行バージョンはそのままおいときます。
□以前のバージョン:ON
→オブジェクトが最新でなくなった後、指定された日数が経過してから実行されます。

  1. 移行を追加する
標準IAへの移行の期限 30日
Amazon Glacierへの移行の期限 60日
3.有効期限

設定の失効
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□現行バージョン
→現行バージョンはそのままおいときます。

□以前のバージョン:ON
425日間:以前のバージョンになってからの日数
期限切れのオブジェクト削除マーカーおよび不完全なマルチパートアップロードをクリーンアップする。
□期限切れのオブジェクト削除マーカーをクリーンアップする:ON
□不完全なマルチパートアップロードをクリーンアップする:ON/7Days

4.確認

名前とスコープ

  • 名前 ルール名
  • スコープ バケット全体

Transitions

  • オブジェクトの以前のバージョン
  • 移行先: Standard-IA 次の後: 30 日間
  • 移行先: Amazon Glacier 次の後: 60 日間

有効期限

  • 完全な削除の期限 425 日間
  • 期限切れのオブジェクト削除マーカーをクリーンアップする
  • 不完全なマルチパートアップロードをクリーンアップする 次の後: 7 日間

しばらくこれで様子見。