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備忘録的なものです。時々職場の技術者ブログにも転記してますが、メインはこちらで。

さくらのクラウドでロードバランサ使うときはループバックアドレス設定が必要

さくらのクラウドでロードバランサしつつ逆引きする

逆引き例

ex) nslookup 1xx.2xx.1xx.2xx

name = fugafuga.hogehoge.jp.
とかが返ってくる様にしたい。

設定方法

さくらのクラウドでロードバランサを利用する場合

1)[さくらのクラウド管理画面]ルータ+スイッチで16IP付きのものを契約
2)ロードバランサでバランシングされる対象のサーバに対してloopbackアドレスを設定する

/etc/sysctl.confファイルに以下の2行の設定を追記します。

net.ipv4.conf.all.arp_ignore = 1
net.ipv4.conf.all.arp_announce = 2

# arp_ignore 1 - reply only if the target IP address is local address
# arp_announce 2 -reply only if the target IP address is local address
# arp(アドレス解決プロトコル)に反応させないのはmacアドレスを覚えさせないため
# 負荷分散させたときに、送りたい機器へ通信がいくようにする

lo:0デバイスの作成

vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-lo:0

DEVICE=lo:0
IPADDR=仮想IPアドレス
NETMASK=255.255.255.255

設定後、”ifup lo:0″コマンドで設定を反映

→同一サーバに2個以上付与するときは、lo:1,lo:2など増やしていきます。
【参照】http://knowledge.sakura.ad.jp/beginner/3529/

3)[さくらのクラウド管理画面]ロードバランサの「VIP」に上記逆引きできるIPを登録、該当サーバの80/443などにバランシング設定します
4)DNSで上記VIPへの正引きを設定しておきます。

 →ドメイン名で該当サーバに流入することを確認

5)[さくらのクラウド管理画面][スイッチ]でルータの[IPアドレス]について、逆引きさせたいものを該当IPの「ホスト名」に記載します

以上