このプログラムどこに置いたらいいの?みたいな時に手癖でやってたらFHS(Filesystem Hierarchy Standard)理解しろと怒られた気がしたのでちゃんと見直したい。
【参照】
2.2. ファイルシステム階層標準 (FHS) の概要 - Red Hat Customer Portal
Linuxのディレクトリ構造(一覧)を理解する|Linux入門
Filesystem Hierarchy Standard - Wikipedia
Wikipediaより抜粋
ディレクトリ | 説明 |
/ | ファイルシステム階層全体の第一階層(ルートディレクトリ) |
/bin | シングルユーザモード(英語版)で必要となる一般ユーザー向けの基本コマンドの実行ファイル (binaries)。例えばcat、ls、cpなど。 |
/boot | ブートローダー (boot loader) 関連のファイル群。例えば、カーネルや initrd(初期RAMディスク)。 |
/dev | 基本デバイス(device)。例えば、/dev/nullなど。 |
/etc | システム全体に関わる固有設定ファイル群。 |
/etc/opt | /opt/のための設定ファイル群。 |
/etc/X11 | X Window System, version 11 用の設定ファイル群。 |
/etc/sgml | SGML の設定ファイル群。 |
/etc/xml | XML の設定ファイル群。 |
/home | ユーザーの ホームディレクトリ (home directory) 群。セーブファイル、個人用設定など。別パーティションとすることが多い。 |
/lib | /bin/ や /sbin/ にある実行ファイルの基本となるライブラリ (library) 群。 |
/media | CD-ROMなどのリムーバブル媒体 (media) のマウントポイント(FHS-2.3 で追加) |
/mnt | ファイルシステムの一時マウントポイント (mount) |
/opt | オプション (option) のアプリケーションソフトウェアパッケージのインストール用 |
/proc | カーネルやプロセス (process) の状態に関する情報を主にテキストで示す仮想ファイルシステム(例えば、実行時間やネットワークなど) 用。procfsのマウントポイント。 |
/root | rootユーザのホームディレクトリ。 |
/run | 実行時の可変データー。FHS3.0より新設。 |
/sbin | システム管理系コマンドの実行ファイル群(例えば、init、ip、mount)。(system binaries) |
/srv | システムによって提供された (served) サイト固有のデータ |
/tmp | 一時ファイル置場 (temporary files)。/var/tmp も参照されたい。リブート時に内容が保持されない。 |
/usr | 大部分のマルチユーザ(全ユーザのための)ユーティリティとアプリケーションを格納する。ホスト固有の情報や時間の経過に伴い変化する情報は他の場所に保存される(前者は /etc、後者は /var の下)。共有可能でリードオンリーのデータであるべき。この事は /usr がFHS準拠の様々なホスト間で共有可能であるべき事を意味しており、書き込みができないようにしなければいけない |
/usr/bin | 一般ユーザ向けだが基本的ではないコマンドの実行ファイル |
/usr/include | 標準 includeファイル群 |
/usr/lib | /usr/bin/ や /usr/sbin/ にある実行ファイルの基本となるライブラリ (library) 群。 |
/usr/sbin | 基本的でないシステム実行ファイル群。例えば、各種ネットワークサービス用デーモンなど。 |
/usr/share | アーキテクチャに依存しない共有 (shared) データ |
/usr/src | ソースコード (Source code)。例えば、カーネルのソースコードとそのヘッダファイル群など。 |
/usr/X11R6 | X Window System, Version 11 Release 6 |
/usr/local | ホスト固有のローカル (local) データを格納する第三階層。通常、さらにサブディレクトリとして bin/、lib/、share/ などを持つ[29] |
/var | 可変 (Variable) なファイル群。内容が常に変化するようなファイル群を格納する。例えば、ログ、スプール、一時的電子メールファイルなど。別パーティションとすることもある。 |
/var/cache | アプリケーションのキャッシュデータ。時間のかかるI/Oや計算によって生成されたデータなど。従って再度生成することも可能なので、削除してもデータが失われるわけではない(時間は無駄となる可能性がある)。 |
/var/lib | 状態情報。プログラムの実行によって更新された永続性データなど。例えばデータベース、パッケージングシステムのメタデータなど。 |
/var/lock | ロック(Lock)ファイル群。使用中リソースを保持するファイル。 |
/var/log | ログ(Log)ファイル。各種ログ。 |
/var/mail | ユーザーのメールボックス(mail-box) |
/var/run | 最近のブート以降の走行中(runing)システムに関する情報。例えば現在ログイン中のユーザー、走行中のデーモンなど。FHS3.0 では /var/run は /run に置き換えられる。システムは後方互換性のために /var/run を提供するか、/var/run から /run へのシンボリックリンクを提供しなければならない。 |
/var/spool | 処理待ち状態のタスクのスプール(spool)。例えばプリントキュー、未読メールなど。 |
/var/spool/mail | 互換のために残された、かつてのユーザーのメールボックス(mail-box)の場所。 |
/var/tmp | 一時ファイル置場(Temporary files)。 /tmp と異なり、リブートしても内容が失われることはない。 |